最終更新日 2024年10月16日 by cuerda
フィンキックの重要性について
フィンキックができなければダイビングを十分に楽しむことはできません。
フィンを使うことで推進力がアップし、力を入れなくても水中を自由に動くことができます。
器材を背負って泳ぐと背負っていない時と比べて水の抵抗が大きくなるため、そもそもフィンを上手く扱えないと前に進むことができなくなります。
足の力が弱い人は硬めのフィンを選ぶと足を振り下ろす時に水の抵抗に負けて足が開く可能性が高いです。
あまり運動をしていなくて足の筋肉に自信がない人は、柔らかいフィンを選びます。
足を振り下ろす時は膝を伸ばして真下を蹴ることが大切なので、自分に合った硬さのフィンを選ぶ必要があります。
一度間違ったフィンを選ぶと、フィンキックが上手くできない理由が硬さだとは考えないことが多いので、基本を抑えていてもスイスイと泳げないならばフィンを変えてみるのも効果的です。
上達しない場合は動きをチェック
硬さを調整しても上達しない場合は、動きに問題があります。
例えば上体が起きていれば、水に抵抗を多く受けることになります。
フィンキックの推進力を妨げないためには、水平姿勢をキープしたまま泳ぐことを意識しなければなりません。
ダイビングではガイドが魚の紹介をするなどで、顔を上げることが多いです。
ガイドばかり見ていると上半身が上がってしまうので、自分で楽しいことを見つける努力も必要です。
手を使って泳いでいる人は、もう少しフィンキックを上達させた方が良いです。
手を使う理由は、フィンキックだけでは推進力が足りないことを意味しています。
周りから遅れをとらないように必死で手でフォローしている状態なので、精神的な余裕を持って水中を泳げません。
手を振り回すことは周囲のダイバーのマスクやイレギュレーターを外す恐れもあるため、できるだけフィンだけを頼りに前進します。
バランスが保てなくて手を動かす場合、バランスが悪い可能性があります。
水中でのタンクの扱いについて
水中ではタンクは背中の中心になければなりません。
BCDのサイズが合っていないとタンクの位置も変わりやすいです。
自分で器材を購入している人はサイズ調整をしっかりできていますが、レンタルだと利用状況によっては少しサイズが大きなものしか借りられないこともあります。
腰周りと肩のベルトをしっかり締めて、水中に入ってからも再びベルトを締め直すと体にフィットしやすいです。
フィンキックに慣れてスピーディーな泳ぎに挑戦したくなったら、キックの幅を狭くして細かいフィンキックを行うと良いです。
陸上で小刻みに歩いたり走ったりするような方法ではなく、魚が泳ぐ時のようにフィンを波立たせるようにキックします。
腰から足首までは柔らかくして、自分が人魚にでもなったかのような動きをするのがポイントです。
フィンのしなりを最大限に使う泳ぎ方なので、柔らかめのフィンを使っている人ほどマスターしやすいです。
スタンダードなフィンキックばかりではダイビングがマンネリ化するので、場合によって使い分けます。